東御ヴィラデスト 瀬長島(2) [沖縄の風景]
ジャーナリストの早すぎる死をいたみます。本棚からこんな本を取り出した。
「信州では、八月も第一週を過ぎる頃になると、早くもどこかに秋の気配が感じられるようになる。」
「死に場所を探す。」(同書 p11)
なぜ今この本が気になったのかよくわからない。
身近な人の死があいついだからだろうか。
それとも、このところ松本からの帰りに東部湯の丸や小諸の方をまわっていたからか。
ちなみに上の「死に場所」というのは、終のすみ家を探すという意味である。
8月に何度も訪れた、標高600m、信州・松本の朝の空気は既に秋を思わせるものがあった。
玉村さんは、肝炎を患って吐血。それからすべての活動を「清算」し新しい生活をはじめるために、東信・東御に土地を求めようとする。この本はその、土地探しから始まる、玉村さんの悪戦苦闘?の一部始終である。
私も40過ぎて、厄年に病気をしていた頃は自らの死のことを考えることもあった。死を意識することで、人はよりよく生きることを意識するのではないだろうか。
玉村さんの紀行本は、旅先でずいぶん読んだ。いちど東御市のヴィラデストを訪れてみたい。
写真は、沖縄・瀬長島から、
2012-08-22 21:46
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コメント(3)
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私も30代に入ってすぐの頃に
「死」を意識する出来事があって以来、
より「生きる」事を意識するようになりました。。。
by 銀狼 (2012-08-22 22:35)
男子平均寿命を過ぎました。戦争松木、本土上陸作戦に備えて、12歳で死を覚悟しましたが、思いがけずここまで来ました。
by Silvermac (2012-08-23 08:50)
ryo1216 さん、
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Silvermac さん、
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Falcon さん、
銀狼 さん、
K さん、
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
☆ 銀狼 さん、
そうでしたか、やはりそのような出来事が・・^_^;
そういう契機で、自分の人生を見直すことは素晴らしいことだと思います。
☆ Silvermac さん、
おはようございます。
素晴らしいです(^_^)
私もいま郷土史を読んでおります。第二次大戦のあたりの記述もあります。
山の中の松本にも軍需工場が疎開してきて小規模ながら空襲もありました。
本当に大変な時代だったと思います。
わが国は明治維新のあとも繰り返し襲う国難を乗り越えてここまでやってきたのかと感慨深いです。
by Azumino_Kaku (2012-08-24 07:42)