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NetApp Innovation 2018 [情報処理]

NetApp Innovation 2018、ネットアップ社主催のイベントです。ネットアップは米国の有力ストレージベンダーです。ストレージというとEMCや、HPEのMSAやNimbleとかいろいろありますが、ネットアップは独自のストレージOS(Data OnTap)をもち、SnapShot/Snap Mirrorといったデータ保護機能、またCommon Internet File System(CIFS)を標準機能で持っているのでウインドウズOSがなくてもファイルサーバがたてられたりと、盛りだくさんの機能をもっています。価格も高いが、品質も高いし信頼性も高いという印象です。

ネットアップの管理設定作業は、GUIの管理画面で出来ることは限られており、高度な機能はLinuxのコマンドラインベースで管理すると聴きました。そのため、初期設定にしても、エラー発生時のログ収集にしても、Telnetでコントローラに接続してコマンドをたたいたりしなければならず(注)、扱うのも正直大変(半年使ってみた実感です)ですけど、ハードウエア機能を使ったバックアップの高速処理と便利さを知ってしまうとなかなか手放せなくなるのでは・・というのが使ってみた実感です。


2017年は2月に同じ名前のイベントで2017というのにも参加しました。NetApp Innovation 2018は11月30日木曜の開催。基調講演で日本法人社長の岩上さんいわく、IT業界の進化は早いので一年に一回では間に合わないとおっしゃっていました。

 今年の2018のほうはモーニングセッションと基調講演に参加。いつものように最前列に着席し、英語のゲストスピーカーの講演も通訳レシーバーナシで聞きます。英語がわかるわからないとかではないのです。通訳レシーバーに頼っていたら、レシーバーナシで生きていけなくなってしまいます。
私のような凡人には、必要なときに通訳をいつも付随させるほどの金銭的余裕はありませんから、ロシア語とか韓国語、中国語だと困るけど、少なくとも英語の会議だったら、セッションに参加して聴いたり、自分の意見を述べたりくらいは自分でなんとかするしかないのです。それだけのことです。昨年から外資系企業でなく、日本の組織にお世話になっていますから、普通に仕事をしているだけだと英語を使う機会はさほどない。ですから、こうしたセッションに参加して英語を聴いたりしゃべったりする機会を無理やりでもつくらないと、言葉の運用能力なんてものは、すぐになまってしまいます。

さて、今年は、クラウドとオンプレ(自社管理のデータセンターなどに設置したシステム)の連携がキーワードになっているのか、先日のvForumでも、VMwareがAWS(Amazon Web Sevices)上で動くようになるいう件が話題になっていました。この基調講演でも、NetAppのOnTap(だったかな)がマイクロソフトのAzureと連携できる様子をデモで見ました。

(注)ウインドウズ系OSが浸透した今、サーバ上の設定もたいがいのことはGUIでできるように思います。とはいえウインドウズでもちょっと高度なことをしようとするとPowerShellなどをつかってコマンドをたたかないといけないですから、NetAppだけが難しいというわけでもないのかな。

NetAppInov.jpg


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