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知性と教養がにじみ出てくるような人になろう(その3)・..2017年8月 積丹・札幌・支笏湖の旅(71)羊ケ丘展望台 その6. [日々つれづれ]

絶対悲観主義 (講談社+α新書)

絶対悲観主義 (講談社+α新書)

  • 作者: 楠木建
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/06/21
  • メディア: Kindle版
 著者の楠木さんは経営戦略とか経営学のご専門と思いますが、こうした肩の力の抜けたエッセイが面白いです。世代的にも近いこともあり、共感できるポイントが多々あります。そんな「絶対悲観主義」を参照しながら、50代の生き方を考えています。
「自分の経験と頭と言葉で獲得した価値基準を持ち、精神的な自立と自律を保てているか、要するに教養です。」
(楠木建 絶対悲観主義 講談社 2022年 pp.52-53)

 店舗などで店員に無理難題を押し付けて嫌われる高齢者の背景には教養と知性の欠如があると指摘します。老後の資産形成や健康習慣の前に、頭の中身をしっかりさせないとだめだと、楠木先生はおっしゃいます。先般も空港の保安検査で捕まった人がニュースになっていました。保安検査は航空機の安全運航を確保するために必要な手続きなんですから、黙々と指示通りに従って通過すべきですが、それがわからないのは困ったものです。といいつつ、年齢相応の精神的な自立ができているかというとアヤシい(苦笑)。知性と教養のある大人になるのはたやすいことではないと、書きながらつくづく思います。また前の記事で書いた抽象化と深い洞察にしても、書いているそばから新しい発見があって、こんなことも知らなかったんだと驚きがありました。60近くなっても知らないことがたくさんあるのです。無知の知と申しますが、イイ歳なんだから自分は何でも知ってるなんて思い込みを捨てて謙虚になるところから始まるような気もします。日常感じた疑問、違和感といったものを大事にして、そこから掘り下げて調べていくのも大事かと思います。

 写真は、2017年北海道旅行から。二日目、札幌市南部の羊ヶ丘展望台を訪れています。クラーク像に札幌ドーム。今日は日本ハムのドーム最終戦とか。絵葉書になりそうな風景が広がっています。この写真をみていると、秋が深まるころ、こちらの公園を訪れて、何もせずぼーっと景色を眺めていたいと強く思います。実際に行くと写真を撮ったり歩き回ったりするんですが、たまには何もしないでぼーっとする旅もいいでしょう。


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ゆうみ

とても実になるお話ですね。
無知の知 これこそ名言と思います、

by ゆうみ (2022-09-28 23:26) 

Azumino_Kaku

step-iwasaki さん、
kou さん、
ryo1216 さん、
tsun さん、
あおたけ さん、
じーバト さん、
tarou さん、
xml_xsl さん、
鉄腕原子 さん、
@ミック さん、
ゆうみ さん、

ご訪問ありがとうございます。

☆ ゆうみ さん、

コメントありがとうございます。

はい、自分がいかに知らないかを自覚する、これがスタート地点なんでしょうね。
by Azumino_Kaku (2022-09-29 21:41) 

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