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成年後見制度 [読書]

権利擁護と成年後見制度 (新・社会福祉士養成講座)

権利擁護と成年後見制度 (新・社会福祉士養成講座)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央法規出版
  • 発売日: 2014/01/01
  • メディア: 単行本
こんな本を図書館で借りてきました。私は社会福祉の専門ではなく、いまの仕事は小さい組織の社内IT管理者です(笑)。
 ただ筆者自身が社会福祉に関心がないわけではなく、自分の両親や親戚でそれらの支援を必要とするケースは過去にもありあましたし、現在進行形のものもあります。 私は弁護士ではないので、法律的なアドバイスをお金をもらって誰かにすることはできませんが、身の回りで火を噴いている事象について、法的な見地から考えることくらいは自由にできます。できは悪い(注1)けど、いちおう一つめの大学は法学部を出ています。民法に契約自由の原則があることくらいは理論的にも理解はしています。公序良俗に反しない範囲で当事者間の自由な契約ができるということです。(注2)
 で、契約自由なら何でも良いかというと、主として高齢者が被害に遭って、ニュースなどで耳にしない日はないくらいに発生しているような、リフォーム詐欺やら、オレオレ詐欺のようなものも、民法でいう、当事者間ので自由意思で行った法律行為だからOKかというと、決してそうではないですよね。本人が気がついてまずいと思うこともあれば、家族や親戚などの周囲が気がついて、これは取り消さないと・・のようなこともある。
 私は、年甲斐もなくアホなことをやらかして、よく家族や親戚からあきれられたり、嫌われたりしています(苦笑)。そろそろアンタも落ち着きなさいとか言われちゃったりして。いい加減、ジョブホッパーみたいな転職なんかやめて、一箇所で働きなさいとか(笑)。
 
 そんな私でも50をすぎれば、加齢に伴い目が悪くなる、モノは忘れる。新しいことが覚えにくくなってくる・・そういう現象はいやでも意識せざるを得なくなります。
 
 先日も俳優の杉良太郎さんでしたか、運転免許を返納するというのがニュースになっておりました。ニュースをきちんと見たわけでなく、横目でチラッと見たくらいでいろいろ論じる資格はないですが、合気道か何かで心身鍛錬されている方でさえ、免許返納かと改めて思ったりもしますよね(注3)。
 
 ことほどさように人間の能力は加齢とともに低下します。本人が認めようが、認めまいが。残酷ですが仕方がない。で、問題はそうなったとき。
 
 日常の買い物程度はいいでしょう。スーパーやコンビニで買い物をすることが後々本人や周囲に深刻な影響を及ぼすということは考えにくい。
 
 他方、株式、不動産などの売買などを行う、借り入れ、また他人の保証人になるなどの重要な法律行為を行った場合、のちのち、本人ならびに関係者の財産などに重要かつ深刻なダメージを与える可能性が非常に高い。
 そこで原則自由の民法の大原則の例外として、本人の法律行為を行う能力に制約をかけようとするのが成年後見のしくみです。 
 
 というところまでは読みましたが、続きの勉強はこれからです(笑)。
 
 やれやれ、それどころじゃないんですけどね。ITの技術やら外国語やらやるべきことがあってアップアップしているのに(笑)。私は何をやってるんでしょうか。(苦笑)

(注1)学部の必修科目である民法総則の単位が卒業間際まで取れなかったことがあります。
(注2)池田 真朗  民法への招待〔第4版〕 税務経理協会 1997年 二つ目の大学(通信教育・経済学部)の「民法」(テキスト履修科目)の指定テキスト(当時)でした。
(注3)大物俳優だったら、お金を出してドライバーを雇えば良いことで自ら運転しなくてもいいかもしれないですね。スポーツ選手などは、考え事をしながら運転して危ないから、選手が自ら運転するのを禁止するチームだったか指導者がいるというのをどこかで聴いたような(うろ覚えですみません)気がします。

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