SSブログ

私たちは中国のことを知らなすぎる・2024年5月 台湾 (九份・台北・台中)4泊5日・day1(その49)新北市瑞芳區竪崎路 [日々つれづれ]

(予約投稿です。)
 30日火曜。朝から結構冷たい雨。カッパを着て駅まで。東京の最低気温12℃、最高気温24℃。日中はそれなりに暑い。しかも日が短く17時ころには暗くなり始めます。まさに「秋のつるべ落とし」ですね。
おどろきの中国 (講談社現代新書)

おどろきの中国 (講談社現代新書)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/02/15
同書より。
 「中国がこんなに存在感を増しているのに、私たちは中国のことを知らない。中国についてとてつもなく饒舌に語られているのに、日本人を含む中国の外の人には中国という社会がわからない。」
(橋爪・大澤・宮台 おどろきの中国 講談社現代新書 講談社 2013年 p.3) 

 同書は、橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司という社会学者が、中国を旅しながら対談してまとめた書籍です。三氏の鼎談は非常に面白く、また著者の面々は信頼に足る人たちと思います。

 上記の指摘を待つまでもなく、私たち(筆者自身を含む)は、あまりにも中国を知らなさすぎる。中国の人は日本のことをよく知っています。「ハイキュー!」、「スラムダンク」といった最近の漫画だけでありません。

 日本が江戸時代から明治維新を経て、第二次大戦で負けて国がボロボロになったところから立ち直るプロセス、日本の近現代史も中国では詳細に研究されていると聞きました。

 私は、中国本土の知人から「キミは”頭文字(イニシャル)D”知ってる?」と聞かれて答えに窮しました。なんとなくは知っていたので、概略は説明できたものの、実際に読んだことがないので、面白さを共有できない。なんたる失敗。

 そんなわけで我が国のコンテンツ制作は優秀かもしれません。が、それだけでいいの?ということです。

 それに、大体が立派そうな?ことを書いている筆者からして、中国のことを知らない(自慢になりませんが)。冒頭にあげたように「私たちは中国のことを知らなさすぎる」

 他方、中国の人は「日本のことをよく知っている」。あまりに一方的過ぎてフェアではないと感じました。

 私は上海で知人と話をしていて、「日本てそんなにエライ国、立派な国なの?」と少々恥ずかしくなりました。コンテンツは立派だけど、ほかはどうなんだと。そういう思いを抱いて香港経由で帰国した次第です。

===========================================
 旅の写真。 2024年5月 台湾 (九份・台北・台中)4泊5日・day1の続き。九份さんぽ。前の記事で紹介した竪崎路を下っています。
 新北市瑞芳區竪崎路(ピンイン表記 Xīn běishì Ruì fāng qū Shù qí lù)です。

 基隆や、九份は雨が多いそうです。実際このあと、本降りの雨になりました。 折り畳み傘を持ち防水の登山靴で来ています。
この投稿をInstagramで見る

(@azumino_kaku)がシェアした投稿


nice!(8)  コメント(0)