よりよい社会のデザイナー ・ベトナムの声

朝、カルディで売出しがあるというので買い物に行き、帰りに公園に寄る。
大学のキャンパスの跡地が公園になっており、桜の見どころにもなっている。
花見の風情らしい写真を撮ろうかと思った。
カメラを取り出してごそごそやっていたら、私を呼び止める声。
おや？と思ったら、前の会社（半導体製造装置）の同僚のSさん。
しばらくボランティアで海外に行かれていたという。
Sさんは、装置のエンジニア、根っからの技術屋さん。
電気から木工からなんでもござれ。海外でもその技術をフルに活用して貢献されているようだ。
お話しを伺っていると、自分の技術を生かして社会に貢献したいという熱意が伝わってきた。

自分はSさんのように、技術で社会に貢献するのは難しいかもしれないが、何らかの形で社会に貢献したい。
私たちの生きている社会を、ひとつのシステムと考えれば、そのシステムをうまく設定したり、デザインしたりする仕事というのはないのかな。

試験前、なかなか成果がまとまりませんが、どうにか形になるだろうか。

地元の公共図書館で取り寄せをお願いしていた資料が届く。
昭和の風景を集めた写真集。
現地に行かなければ入手不可かと思いつつもリクエストをしたところ、わざわざ都立図書館から取り寄せて下さった。

大学図書館も、OPACの検索のキーワードを変えて検索したら、けっこういろんな資料が出てきた。
検索の仕方が甘かった。まだまだ慣れが必要だ。

地方に関する資料が東京で揃うわけがないと決め付けていた自身のおろかさに気がつく。
地元で揃う資料はなるべく地元でそろえて、現地に行ってからの負担が軽くしたい。
時間があるなら、何より街を歩いて、いまこのときの街の空気に触れてみたい。

それにしても、私が生まれた昭和38年ころの松本駅前の写真を見ると、隔世の感がある。
浅間温泉に向かう路面電車が走り、路面は舗装されているように見えるが、石ころや埃がたまっていて、街も煤けて見える。
山あいの街は空襲の被害は少なかったと聞くが、それでも、いかにも戦争の傷跡が残っている。
これから高度成長に向かう発展途上国の都市のような風情だ。

48年経った今、現地を訪れてもそんな風情は跡形もない。こぎれいな駅前の広場にタクシーが並んでいるだけである。（2011年6月撮影）





変わらないのは、駅前通りの先に見える東山・美ヶ原の山々。（2007年2月撮影）
上の写真と比べるとわずか5年で駅前の広告の様子が変化しているのがわかる。
マンション分譲会社から、不動産仲介の会社に変わっている。


ベトナムの声から受信証明書が届いた。


新年のグリーティング。

コメント 5

地方にはまだまだ昭和の風景が残っています。
by Silvermac (2012-04-09 06:28) 

松本にも路面電車の走っていた時代があったんですねぇ
復活したりする計画は無いのでしょうか？
by 駅員3 (2012-04-09 13:32) 

K さん、
yanasan さん、
今造ROWINGTEAM さん、
tsun さん、
駅員3 さん、
siroyagi2 さん、
Ren さん、
Falcon さん、
斗夢 さん、
Silvermac さん、
HAtA さん、
tooshiba さん、
銀狼 さん、
ryo1216 さん、
umiko さん、
xml_xsl さん、
tsworking さん、

こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。


☆ Silvermac さん、

こんばんは。

地方の美しい歴史的な風景も、均一的なチェーン店や巨大ショッピングセンターなどの進出で危機に瀕しているように思います。



☆ 駅員3 さん、

そうなんです。昭和39年まで走っていたようです。
今のところ復活という話しは聞かないのですが、LRTを通すとか、現代風にアレンジし、高齢化社会に適合した新たな都市の交通の姿は模索される価値があると思います。
by Azumino_Kaku (2012-04-09 22:29) 

何らかの形で社会に貢献するって、
これからますます大事になってくるキーワードだと思います。

世の中を変えるには、個人には不可能に近い大きなことを
するのではなく、身近で自分が出来ることから...

そう、最近本で読んで心から納得しました。

by Loby (2012-04-09 23:34) 

昭和40年代、東京にいた私は、仕事で、松本に来ました。
駅前を降りて右側に、軒の低い長屋のようなアーケードの商店街があったような覚えがあります。
何となく登り気味の坂だったような。記憶違いかな。
by さきしなのてるりん (2012-04-10 21:35)