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スクーリングもオンラインで・・ [通信教育で経済を学ぶ]

 前の記事でご紹介した「Alan  Lakein  "How to Get Control of Your Time and Your Life",  Signet 1996年」は金曜の帰宅時、また土曜の朝に、気合を入れてとくに巻末のリストについては、判らない単語は辞書を引いて精読しました。その成果?は改めてご報告いたしたいと思います。

 唐突ですが、陸上 競技場の写真です。冒頭より私事恐縮ですが、私の家族で昨夜陸上のトラックで練習会で中距離を走った人がいまして。さらに今年は、24時間テレビ(日本テレビ系)のマラソンもトラック(もしくはクローズされたサーキットのような走路)でした・・・まあ、そういうわけで(かなり無理やりですが・・苦笑)、私が5年前に卒業した大学の郊外のキャンパスに設置された陸上競技場の写真のご紹介です。
写真の撮影日時は2011年8月14日17時14分。仕事のかたわら、大学通信教育に通っていたころ、夏季スクーリングで1日の講義を終えて帰宅するときに、駅に向かう途中で撮影したものと思います。4時限目(1日に4コマだったと記憶します)の講義が終わってすぐに帰宅したのか、図書館(メディアセンターと呼んでいたような気がする)に寄ってからだったかも、思い出せません。よく覚えているのは、仕事をそのために5日間休んで、休暇をすべてそれ(学校)にあてたこと。半期分の講義(単位)を一週間で履修するため、心身共にしんどかったこと。

 先週は、木・金と、技術系(仕事に直結)のオンラインセミナーを3時間x2日間受講しただけでヨレヨレになりました(苦笑)。さらに週末は、例の(笑)、勝手にひとりで中国語(自称・・笑笑)、ひとりでハングルの遅れを取り戻すべく、スクーリング並みに詰め込んで学習して脳が疲弊しました。これくらいで弱ってるようではだらしない(苦笑)。

そのヨレヨレ具合、さらにこの暑さで、スクーリングのことを思い出したというわけです。スクーリングの授業はエアコンが利いた教室ですが、外は暑いですし、当たり前ですが通学の時間も暑かった。

 それにつけても(2020-2011=9)で9年の間にずいぶん根性がなくなったものだとおもいました(笑)。2011年は90分x4コマx5日間です。それにくらべたらどうということはないはずなのに・・。

 当時非常にお世話になり、今もお世話になっております学習サークルからのメールには、今年の夏のスクーリングはすべてオンラインになった由の記述がありました。 今年は新型コロナ(COVID19)の影響で、通常の一般的な通学課程の大学生がキャンパスに通えないと聞きますから、通信教育学生も必然的に影響を受けるでしょう。

 スクーリングでは、旅行用キャリーケースをガラガラひきずってキャンパスを移動している学生(といっても私同様社会人と申しますか、成人と申しますか・・が多い)をよくみかけました。おそらく都内か近郊でビジネスホテルの予約を取り、そこから通っているのでしょう。それにくらべたら自分は、自宅から通えて楽なはずだけど、十分にきつかった(笑)。
 きつかった反面、キャンパスに通ったという実感は持てました。通信教育の学生であっても、通学課程の学生が使っているものと同じ学習環境に触れ、学びの雰囲気を満喫しました。この夏、近年例をみない感染症の拡大で、その学びの機会が形をかえてしまったことは非常に残念です。

 早期に対策が確立し、通学生も、通信教育の学生も、キャンパスで学ぶことができる日が早く戻るように祈っています。

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GDPって何でしたっけ?  [通信教育で経済を学ぶ]

 昨夜は、残業でした。至急ではなかったですが、前から未処理となっていた米国製ソフトウエア関連の作業がありました。結局終わらなくて、放り出して帰宅しました(苦笑)。業務上、どうしてもIT関連図面作成用ソフトを使いたかった(注)のですが、なんとか365(笑)になって、通常インストーラーで要素追加できなくなりました。そのため、指定のテンプレートを使って、インストール用にXMLファイルを構成して、・・・・20時ころまでねばって、結局
「パソコンのディスク容量が足りません」(英語のエラー)が解消せず、いったんはあきらめて帰宅した次第です。導入ベンダーにも確認しましたから方法には間違いはないと思うんですがね。何が悪かったんだろう・・。

 電車の中は冷房が効いていたからいいけれど、電車を降りると、夜なのに暑い。ここはシンガポールか(笑)。帰宅するとTVニュース(NHKニュースウオッチ9)が流れており、ちょうど4半期GDPの速報値のことを流していました。

新聞から正確な記述を引用します。
「内閣府が17日発表した2020年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、新型コロナウイルスの感染拡大で個人消費や輸出が大幅に落ち込み、物価の変動を除いた実質で前期比7.8%減、この状態が1年続いた場合の年率換算は27.8%減。」
(毎日新聞 2020年8月18日付 東京本社発行朝刊14版 1面より引用)

はて、GDPって何でしたっけねぇ・・(笑)

各種資格試験などでも標準的なマクロ経済学のテキストとして扱われている(であろう)中谷先生のマクロ経済学のテキストから引用致します。

”国民総生産とは、ある一定期間(1年、もしくは四半期単位で測られる)に分析対象とされる「ある国の経済において」「生産された」、すべての財・サービスの付加価値額の総額であると定義されます。”
(中谷巌 入門マクロ経済学 第5版 日本評論社 2007年 pp.30-31)


入門マクロ経済学 第5版

入門マクロ経済学 第5版

  • 作者: 巌, 中谷
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2007/03/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

もう一冊、手元のマクロ経済学の教科書から。
「GDPは日本の国土で1年間に作り出されたすべての財・サービスの総量をとらえようとする統計である」
((吉川 洋 マクロ経済学 第2版 (現代経済学入門)  岩波書店 2001年 pp.4-7)

マクロ経済学 第2版 (現代経済学入門)

マクロ経済学 第2版 (現代経済学入門)

  • 作者: 吉川 洋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2001/11/22
  • メディア: 単行本

長くなるので省きますが、吉川先生の定義には「市場で取引される財・サービスのみをカウント」とか、「付加価値」のみとかいう、定義を補足する「原則」がそのあとに付記されています。

 ニュースの中では、井手栄策先生(財政社会学 財政政策史 産業社会論)が、
「成長しなくても生きていける世界を」
「(誤解を恐れずに言えば)痛みの分かち合いを」
とおっしゃっていました。

 たしかにGDPの四半期ベースでの大幅ダウンはよろしくないでしょう。しかしながら、上の引用の繰り返しになりますが、経済成長ありきのわが国の経済財政政策には私も強い違和感を感じます。今の政治のしくみでは、超長期な視野から経済政策をとるインセンティブ(動機付け)はないでしょう。貧困やら社会格差、広義の社会福祉の問題にもあまり興味はないようです。日本だけではないかもわかりませんが、国政レベルの政治家の器は小さくなりました。

 いまは高度成長の時代ではなく、低成長の21世紀に入って20年も経っているのです。そろそろ新しい価値観が望まれます。日銀バズーカ砲やら異次元緩和やら、私はそろそろ考え直した方が良いと思っていますよ。


(注)図自体は、別にワープロでもなんでも作れると思うのですが、いつぞや別の米系IT企業の営業さんに私の作成したシステム概念図をお見せしたところ、微妙な反応をされたため(苦笑)、ならば本格的なもので作図した方がよかろうと判断しました。


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マイナス金利(徳勝礼子) 東洋経済新報社 を読む [通信教育で経済を学ぶ]

マイナス金利

マイナス金利

  • 作者: 徳勝 礼子
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2015/11/27
  • メディア: 単行本
 
 
 
 
 
なかなか読み進まないのですが、少しずつ進めています。クロスカレンシー・ベイシス、スプレッド、為替フォワードと専門用語が登場しますので、読み進めるのにそれなりに気合が必要ですが、金融の専門知識がなくても読めるとは思います。 
私は当初ここでいうところのマイナス金利は、日銀の金融政策としてのそれのことを意識していました。しかし、本書を読み進めるうちに、日銀の政策とは別に、経済の実態が既にマイナス金利に適合するような状態になっているのではないかと思い、すこし不気味な感じがしています。


以前にもご紹介した水野和夫さん(法政大教授)の説(代表例として下の書をあげます)、つまり、端的にいうと国内には利潤をあげられるような投資の対象がなくなっているという主張と照らし合わせると、納得がいくように思います。
やや乱暴に水野さんの説を要約すると、21世紀の今は資本主義が終焉し、次の経済体制に移行する時期であり、いままでのやり方が通用しなくなっている。より速く、遠くにというグローバリズム、グローバルマイグレーションの方向性も転換期にある。投資対象に投資しても利潤が上がらなくなっているときに、お金をいくら市場にばらまいても(緩和政策をとっても)、意味がない。バブルが発生するだけだと、そういう解釈です。

やや飛躍しますが、上にあげた書のサブタイトル(ハイパーインフレよりも怖い日本経済の末路)を読み返すと、たしかにそうかもしれない・・と思ってしまいます。劇的な末路でなく、緩慢な衰退です。

私が以前取り組んでいた(昨年修了しましたが)大学通信教育で経済学を学ばれている学生さんがもしこれを読まれていましたら、ぜひここにあげた書籍のご一読をおすすめします。直接的には金融論などの単位取得にはつながるものではないかもしれませんが、現代経済社会の理解には役に立つと思います。
 
100年デフレ―21世紀はバブル多発型物価下落の時代 (日経ビジネス人文庫)

100年デフレ―21世紀はバブル多発型物価下落の時代 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: 水野 和夫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 文庫



私事ながら [通信教育で経済を学ぶ]

 私事ですが、紆余曲折を経て7年半通いました大学の卒業式、学位記授与式に参加してきました。この横浜市港北区日吉のキャンパスには、通信教育課程の夏季スクーリングでも何度かお邪魔しておりますが、これだけのお祭り騒ぎのような人ごみは驚き。
 この学校の卒業式は通信も通学も区別なし。そして信濃町、三田、矢上、芝、湘南藤沢などすべてのキャンパスの学部学生、そして卒業生のご家族など関係者の皆さんが、この会場に集うわけですから、それはお祭り騒ぎにもなりますわね(笑)。駅前では応援部と思しき学生さんが人ごみの整理に当たられていました。

昨年のこの時季は、都内の別の大学で長男の学部卒業式に親として参加しておりました。ということは拙息の一学年下の学生さんたちと一緒に、卒業生の親くらいの年まわりの私のようなオヤジが、学生として卒業式に参加しているわけです。そんな場面を想像してみて頂くと、かなり場違いですよね(笑)。でも恥ずかしがってる場合でもなし、しれっと卒業生受付から会場に入りました(笑)。学びに通信も通学もないというのが本学の理念ですから、ここはあくまでそのポリシーで行きましょう(笑)。

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ちなみに2007年4月の通信教育課程の入学式は三田キャンパスで行われました。この日の入学式は通信教育課程のみでしたから、こんな風でした。上の写真に比べたら人がまばらな感じがお分かりいただけますでしょうか。2011年に建て替えられる前の南校舎はこんな感じでした。いまはガラス張りの現代風な建築になっております。
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追伸:この課程が修了したあと、どうします?みたいなお話は、今日の会場ですこし同窓生とも話をしました。せっかく学習する習慣が身についたのに、ここでやめるのはもったいない。そこで、各種大学院などへの進学、各種資格試験などの受験、いままで落着いてできなかった各種学習の掘り下げなどアイディアはありまして、それをどうやって実行していくかですね。

その前にまず自分の学びの拙い経験を、後に続く通信課程の学生さん方に共有させていただく機会(インターネットでなく、リアルの会場などで)をどこかで持つことができないかと考えております。


マイナス金利って何なの? から始まる日本経済のはなし [通信教育で経済を学ぶ]

「マイナス金利って何なの?」と子供から聞かれて、説明を始めましたら、オヤジの説明は長い!と(笑)。でも仕方がないでしょう。そもそもなぜお金の貸し借りで金利のやり取りが発生するのか。市中銀行がどのようなビジネスモデルで利潤を上げているのか。市中銀行と、日銀の関係。日銀当座預金のこと。それらを積み上げていかないとゼロ金利の話まで行き着かない。中学生に分かるように説明すると1時間くらいかかり、「おとうさんの話は長い」ということに(苦笑)。
昨日、池尾先生(金融システム論)が新聞(毎日・20日付け毎日新聞朝刊 東京本社発行6面、「マイナス金利の衝撃、識者に聞く」、地道な成長戦略を)で「経済を好転させるには(略)潜在成長力を上げていくしかない。日銀はせいぜいゼロ金利を維持するくらいしかすることはなく・・」語られているように、日銀にこの局面でできることはもうないと考えるのが、まともな考え方でしょう。私自身は前から申し上げておりますように、現況の日本の経済状況の下、金融政策で何か効果的な政策が打てると考えること自体がおかしい。日本企業の株価対策は、証券会社とか大口の投資家とかのみなさんにはうれしいのかもしれませんが、私のような庶民レベルで日本株の株価が上がったところで影響は知れています。

私自身の事情で申し上げるのはどうかと思いますが(笑)、求職中の私としては、金融政策より、今後深刻化する労働力不足社会への対応をきちんとしてほしい。労働力が足りないと言い、他方女性、外国人労働者、シニア、そうした要素をメインストリームの労働力市場から実質的に排除する今の労働市場のしくみをなんとかする。それこそ政治のリーダーシップで、今すぐに着手できる成長戦略ではないでしょうか。

失業は、マクロ経済学でとりあつかわれるテーマのなかでも重要なものといえましょう。フィリップス曲線は失業率とインフレ率の関係を表したグラフであり、これをめぐる議論はマクロ経済学、もしくは経済政策学の入門編ではかなりの頻度で登場します。それだけ重要なトピックということです。

私自身が労働力不足社会への対応の遅れを感じる局面は昨今多々あります。たとえば、表向きは明示されない年齢制限の壁(注)。いくら他の要素がマッチしても、これでアウト。ほかにも、新卒・既卒、転職回数など、ありとあらゆる参入規制が存在します。これらは、おそらく日本の労働市場の制度的問題であり、遅まきながら制度設計をしなおす時期に来ている気がします。

企業は特定の職務を遂行できる人材を求める。他方、働く意思があり、ある程度条件は満たしているものの、制度的に市場から排除され働く場所を見出せない人がいる。この問題に正面から取り組む。これこそ政治のイニシアチブが発揮される場面ではないでしょうか。失業などのリスクに備えるセーフティネットの強化、職能教育の制度化、労働者が職場間を移動しやすい環境を作るとか、政治にできることはいくらでもあるはずですが、残念ながらそういう議論が具体化するという話は聞こえてきません。

総活躍とか訳のわからないことをいっているひまがあったらもっと既得権限に切り込み、具体的で効果的、かつ持続可能な労働政策を構築する。それこそあるべき成長戦略のあり方ではないですか。

(注)タテマエ上は求人にあたり年齢制限を明示するのはよろしくないといいながら、実際の運用上は各種の例外が存在します。


夏スクおすすめ講義(経済学部編) [通信教育で経済を学ぶ]

今朝は早起きして山に行きたかったが・・疲労が蓄積していたので無理せず休むことに。

さて、私は通信教育への取り組みを始めて早7年目。同窓の方のブログなどを拝見することもありますが、私よりも後から入学された方々が次々卒業されていく様子を拝見するにつけうれしくもあり、さびしくもあり。
あきらめなければ、私もいつかは卒業できると信じて頑張ります。

さて、まだ卒業に向けて頑張っている方に、少しは有益な情報をと思い、ちょうどスクーリングを計画する時季でもあるので、夏スクのお奨め科目についてお話しましょう。
ただし私の専攻の関係で、ご紹介できるのは経済学部専門科目のみとなります。
なお、下記の情報は最新ではなく、若干古い(2009-2011年ころの情報)こと、また私本人が実際受講した講義のみのご紹介となりますことをご了承ください。
ここに紹介していない講義も多数ありますので、要綱を熟読しご自身に必要な内容に近いものを選んでください。

Ⅰ期 
経済原論(西先生): テキスト科目の経済原論で苦戦している方は必聴。ミクロからマクロまで一気通貫に講義が進みます。先生の著書はマクロ編のみをカバーしていますが、ミクロについてはプリントが配られます。最終日の試験は持ち込み可だと記憶しますが、満点を取るのは難しかったです。
必修科目、かつ経済学の基本科目の原論のアウトラインを、この機会にマスターしてしまいましょう。

金融論(渡辺先生): これも、テキスト科目の金融論で苦戦している方は必聴。オリジナルのプリントを使用。数学を使ったテクニカルな説明もありますが、最新の金融工学を数学なしで説明するのは無理でしょうから、やむを得ません。金融って高度なことをやっているんだなぁということが理解できるだけでも聴講の価値があります。

Ⅱ期 
経済政策(藤田先生):この科目は、同名の難しいテキスト科目攻略の足がかりにしようと考えられている方には方向性が違う内容になります。(先生もその旨明言されています。)
やはりオリジナルのプリント、また時折海外の大学の様子(例.スタンフォード大シーナ・アイエンガー教授の講義)の動画などもとりまぜて、高度な内容を平易に講義して下さいます。
テキスト科目の経済政策学の攻略法を教えてほしいという質問が、当然のように受講者から出てきます。
それに対しては、基本書(武隈ミクロ、中谷マクロ)をしっかり読むこと、というご回答です。
たしかに最近の出題の傾向をみても、どちらかというと高度な政策理論よりも経済原論の範囲をしっかり理解していることを求めているようです。そう考えると、これら基本書の内容をおさえることは学習の出発点といえます。
実際、私もその方法で(時間は掛かりましたが)単位を取っております。
スクーリングでは、ところどころ眠くならないように先生方が雑談をはさむことがあります。
私のときはゼミ生OBのタレントSさん(先日NHK総合TV”家族に乾杯”で、安曇野を訪問しチェーンソーで薪を切っていました)のお話、内部進学者(付属中高から)と、入試を受けて大学から入ってくる学生とでは気質がまるで違う、というお話など、興味深いものがありました。

おそらく世間の考える校風(裕福な家のお坊ちゃま、お嬢様の学校)は内部進学者が醸成するものと思われますが、日本中、世界中から集まってくる若者たちが大学から合流することで、そんな校風が緩和され多様でハイブリッドな校風になることを関係者も期待しているんでしょうね。 

受講科目を選ぶ際のポイント。
人それぞれかとは思いますが、「単位が取りやすい」という低いモチベーションで受講科目を選ぶべきではないでしょう。
楽をしたいのは誰でも同じですが、スクーリング科目では出席してしっかり講義を聴いてさえいれば単位が取れるはず、と断言して差し支えないでしょう。
そう考えると、「楽に単位が取れるかどうか」という基準で選ぶのはちょっと違うと思います。
私の経験から言っても、難しい、大変そうと思った講義のほうが、履修の楽な講義よりもはるかに得るものが多いです。

単位は取れて当たり前、その上で何をつかみ取れるか、そこが勝負です。
つまりスクーリングを、独学では学べないような高度(しかし自分にとっては必要)な内容を学習する機会としてとらえてください。

要綱で見て難しそうだからと敬遠しないこと。
通信教育の場合、学生の動機もレベルも千差万別ですから、教える側もきちんと伝わっているかを常に気にかけています。
また学生側の熱意も大変なもので、私の知る限り通学課程の講義でよく見られるような、学生が居眠りしたり雑談していたりということは皆無です。

建前上は通信教育のカリキュラムでも、難関といわれる通学課程と同じ内容を学ぶことになってはいます。
実際の運営上、さまざまな事情から、両者の内容にギャップが生じるのはやむをえないでしょう。(学費だけ見ると通信と通学では10倍近い開きがあります。制度が違うので両者をコストだけで単純に比較は出来ませんが。実際さまざまな内部補助がなければ、低廉な学費で通信教育の制度を維持するのは困難でしょう。)
そのようなギャップを乗り越え、さらに高度な内容をマスターできるかどうかは、私たち学生一人ひとりの情熱にかかっているといえるでしょう。
(実際に、通信(学士)の卒論で、修士レベルの高度な内容を書いてくる人もいるそうです。)
学び始めようと思った動機を大切にし、ぜひ積極的に能動的に、何かをつかみ取ってください。

これを読まれた学生の皆さんの夏の学習が大きく前進するように祈っています。
さて、引き続き四国行きの風景をご紹介します。
ウイングレットの形から、どうやらこの機体は737-800ですね。
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獏さんが言われていたように、787のエンジンはロールスロイス社製なのですね。
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531便の搭乗口の掲示。朝の便は空いています。
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しまった、窓側を選んで景色が見えるはず・・と思ったら、なんと主翼の近くでした。
それでも往路は快晴で視界もよく、残雪のアルプスの様子が楽しめました。

信州人は山の景色が見えると、安心するんです(笑)。
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民法への招待 [通信教育で経済を学ぶ]

レヴォーグ発売。良さそうですね。
私のところは先立つものが(笑)。

民法への招待

民法への招待

  • 作者: 池田 真朗
  • 出版社/メーカー: 税務経理協会
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本


民法の教科書を読み始めました。このテキストはもう二回くらい通読しています。

前にも書いたように、私は法学部の出身です。なので民法は必修です。
民法総則という科目は二年生の科目なのに試験が通らなくて、なんと4年の卒業直前まで引っ張りました。
これくらい読みやすい教科書だったら、少しは違ったと思うんですよね。
大学生のときに使っていた教科書は非常に読みにくかった。
池田先生もそのあたりのことを書かれています。自分だけじゃなかったんだとほっとしました。(注)

昔一回で取れなかったのですから、今度は一回で単位をとりたいもの。
やればできるんだというところを見せたいものです。

(注)「当時、民法には評判の高い入門書があった。(中略)(その本を読み進めることが)大変な苦痛だった。(民法の勉強が)砂を噛むような索漠としたものに映って、まったく面白くなかったのである。」(池田真朗 スタートライン債権法 5版 2010年 日本評論社 pp.2-3。 かっこ内脚注は筆者)

経済学部出身で民法の世界で活躍される池田先生の書かれた本を使って、法学部を落第寸前で卒業した私が、経済学部の学生としての立場で民法の勉強をしているというのも、何か不思議なご縁を感じるところです。

そういうわけで、この先生、この本には出会うべくして出会ったような感じがします。


都市社会学 [通信教育で経済を学ぶ]

都市社会学 (有斐閣ブックス)

都市社会学 (有斐閣ブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本
相変わらず自作のレジメとにらめっこしています。
シカゴ学派・・どうにかうまくまとめないと(汗)

本当は、教科書に紹介されていた本で原典にあたってみたい本がいくつもあります。日本の都市社会学の草分けそして慶應義塾長であった奥井復太郎の著作、そして矢崎武雄、ウオーラースティンの世界システム論、S.サッセン、D.ハーヴェイ・・ 
今は時間がないのでちょっと無理ですが。
試験が終わったら図書館で探してみよう。

NHK総合TVの”鶴瓶の家族に乾杯”は嵐の桜井翔さんたちが安曇野を訪れたらしい。
再放送か、録画を見てみたい。
(ひとくちに安曇野といっても非常に広いですから、私も知らないところがたくさんあるんですけどね。)

カナダドライ ホットジンジャーエール [通信教育で経済を学ぶ]

仕事のほうは年末から年始にかけてのどたばたをどうにか収束させていこうというところ。
そんなこんなで、かなりエネルギーを使いました、やれやれ。

さてカナダドライ ホットジンジャーエールを試してみました。
面白い飲み口ですね。

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しばらくこんな天気が・・都市社会学の参考文献 [通信教育で経済を学ぶ]



しばらくこんな(蒸し暑く、局地的な雷雨など・・)天気が続くのでしょうか、水源にまとめて降って欲しいものです。


通信教育、都市社会学の参考文献を読み始めました。

都市の論理―権力はなぜ都市を必要とするか (中公新書)

都市の論理―権力はなぜ都市を必要とするか (中公新書)

  • 作者: 藤田 弘夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 新書
私も、課程を卒業するためには、まだまだ卒業所要単位を稼いでいく必要があります。

単位を取得するには
テキストを読む→レポートを書く→試験を受ける 
という通常の学習サイクルを地道に回していく必要があります。
7年目ですから少しは要領がよくなってもいいのでしょうが、私の場合はあいかわらず能率の悪いことをやっているような気がする。
まあ自分自身のために勉強しているのであって、他の誰のためでもない。
だから自分が納得するようにやればいいんです。私はそう思います。

そういえば、いまはちょうど夏のスクーリング第三期が開かれていますね。参加されている皆様には頑張っていただきたいです。
私ですか?今年も夜間スクーリングに参加の予定です。


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