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私にとってのフルマラソンの効用・2021年7月 旭川へ(112)day2・富良野・ファーム富田(その10) [日々つれづれ]

 昨日はどしゃぶりの雨。今日は一転して好天。洗濯物は今日のうちにと気象予報士が言っていました。 

 自分で書いた、1年前の長野マラソンの記事を読み返しますと「走ることで心身をリセット」とあります。今回もその効果は絶大でした。

 もちろん走るだけでなく、今回は宿を別の町(飯山市)に取ったので(前回はしなの鉄道沿線の上田駅前のビジネス宿でした)、初めて乗る飯山駅までのローカル線(JR飯山線)の風景、車内の乗客の様子。初めて落ち着いて歩く飯山の町。飯山は木島平のゲレンデに行く際、知人のクルマで。また金沢へ行く際に新幹線で何度も通りましたが、歩くのは初めてです。見るものすべて新鮮で、大いにリフレッシュできました。
 
 それともちろん走ること。私の場合、昨年11月の松本マラソンまでは十分過ぎる(むしろ走りすぎ)くらい練習量が確保できていました。
 それは仕事が落ち着いていたからですが、12月くらいから極度の練習不足となり、平日はほぼ走れない。週末の走り込みがすべてのようになってしまいました。
 今回の長野(先週日)では練習不足はわかっていましたので、限られた条件下でいかに力を出し切るか、にフォーカスをあてました。
 
今年1月の勝田は練習不足のわりに走れたほうでしたが、昨年11月の松本は明らかに走りすぎ(オーバーワーク)で、調整に失敗しました。昨年の夏、酷暑の中の走り込みが結果につながらなかったくやしさを私はおそらく忘れないでしょう。
 
 私の場合、フルマラソン(レース)では、走りながら、自分のその日のコンディションといった感覚的なもの(体温、身体や脳の疲れ具合)、数値的なもの(主に心拍数と走っているペース、スタートからの時間など。手首につけたGPS心拍計で測定します)を情報として集めます。
 
 上記で集めた情報を、総合的に判断して、ペースを上げるとか、下げるとか、維持するとかいう判断を下していきます。
 
 おそらくこの作業(自分の身体の感覚を把握し、周囲の環境<気温・風向き・日差しの強さ、周囲のランナーのペースなど>などから、どう走るかを考えるという作業、走りながら行うわけですが、この作業はけっこう脳のエネルギーを消費するのではないかと推測しています。
 
 私の場合、フルマラソンはスタートして4時間くらいなので、4時間の間、ずっと考えながら走るわけで、ゴールした時は、心身共にくたくたになるわけです。
 クタクタになるのは望ましいことではないのかもしれませんが、心身が疲労困憊状態になる効用も、もちろんありまして、走る前に悩んでいた仕事の細かいこととか、走り終わると、どうでもよくなってしまうんですよね。
 
 仕事のことを考えながら走るほど私は器用ではないので、走りに集中します。これが良いんです。今まで何をクヨクヨ悩んでいたんだろう。ばかばかしいと思える。これぞ、私にとってフルマラソンを走ることの効用の大部分を占めるといっても言い過ぎではないと思います。

 もちろん、走ることで健康を維持、体重・血圧を適正に保つとかお題目はいろいろあるんですが、今回は、この効果(精神的なリフレッシュ効果)を改めて見直しました。
 
 走り終わって、心身疲労困憊で着替え中にぶっ倒れて、みっともないケガの痕を仕事場でさらしたくはなかったですが、それでも走ってよかった。正直、試合の直前まで行くのをやめようと思うほど、体調は良くなかったです。結果オーライでほんとによかったです。
 
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 写真は2021年7月、旭川、富良野、美瑛、道北の花畑をめぐる旅。二日目、富良野のファーム富田。ラベンダー畑が有名な農園です。お花を楽しむならば、同農園公式サイトでラベンダーなど花の時季を確認して訪れることをおすすめします。かなたに十勝岳らしき山の遠景が見えます。
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