日本経済 地方からの再生/ パエリア [「現代日本経済論」]
記事によると、4年前に社団法人・日本経済調査協議会のもとで「人口減少時代の企業経営」というレポートがまとめられた。
記事は、GDPが4割減少するという前提でまとめられたレポートの内容に従って、業界別の未来図を描いている。ぜひ記事を手にとって読んでみていただきたいです。
人口激減社会では、大都市でも郊外から人が消える。この予測を、誇張とか、ばかげているとか、断言できるでしょうか。
大都市圏でさえ、人口が減る時代がやってきます。
上の書では、地方経済が直面する問題として人口減、景気悪化、環境問題、資源問題をあげています。(西澤隆・桑原真樹 日本経済 地方からの再生 東洋経済新報社 2009 pp.68 )
私は、これに国と地方の財政の問題が加わると思います。
残念ながら、政治のニュースを見ていても、この厳しい時代の日本の地方をどうやって支えるのかという議論はあまり聞こえて来ません。
私は、政治が大阪都とか、東京オリンピック招致とか、そんなことを騒いでいる場合でしょうかと思うんですが。それは私が信州の出身だからでしょうか。
豊かな者が富めば、おこぼれに預かって全体が豊かになるという「トリクル・ダウン」の思想は虚構であることを私たちは知っています。(また、私たちは経済的に豊かな人たちが、資産を海外に逃避させたりしていることもニュースなどで見聞しています。富者に集まったお金が社会に還流しなくなっていると考えていいのではないでしょうか。)
お祭り騒ぎで東京や大都市圏が豊かになり、またそこに就業機会があるとなれば、地方からそこに向かって人が集まるだけのことになるでしょう。
また、国も地方も財政が厳しい今の状況では、豊かな中央政府が地方政府を養うことも期待できない。
21世紀の今日、地方の都市は自らの力で自分の街を維持し、そこに暮らす人、独自の文化や伝統を守らなければならないのだと感じています。
今のところ、地方を元気にしようというニュースは地味な扱いですが、私は、その地方の人たちの地道な取り組みの中に未来を見出すしか方策はないような気がします。
「地域リハビリの集い 松本で来月10日開催 長野 」 MSN産経ニュース 2012.1.18 02:07
”「障害者や高齢者がいきいきと暮らせる地域の再生を目指して」をテーマに平成23年度県地域リハビリテーションの集いが、2月10日午後1時15分から松本市の県松本合同庁舎で開かれる。”
地域の人たちの主体的で地道な取り組みが、地域を元気にし、元気な地方が日本を支える、そんな明るい未来にしたいものです。
微力ながら、地方からわが国を元気にする方策を皆さんと共に考えていきたいと思っています。
休みの日に、エビや魚介類を買ってきて、パエリアを作りました。
従来は地方の人口が都会への流失が問題でしたが、日本全体の人口減少が問題ですね。
高齢出産の問題点も明らかになってきましたね。
by Silvermac (2012-02-19 06:14)
そうですね、先ずは地方…というか地域から元気にするところから始まるのでしょうね。
by 駅員3 (2012-02-19 11:06)
名古屋市内に在ります我が町内でも高齢化が進み、人工も減ってきております。
by yanasan (2012-02-19 17:26)
yanasan さん、
K さん、
HAtA さん、
駅員3 さん、
tsworking さん、
YUTAじい さん、
新危機管理研 さん、
Silvermac さん、
斗夢 さん、
いいだや さん、
tsun さん、
xml_xsl さん、
こんばんは、
ご訪問ありがとうございます。
☆ Silvermac さん、
たしかにおっしゃるとおりですね。
人口減、高齢化はかつては地方の問題でしたが、いまや日本全体の問題になりました。
高齢出産・・働く女性と子育てとの両立も気がかりな問題です。
不況で育児休暇、出産休暇が取れない人、保育園が見つからない人がたくさんいるんだと思っています。
子育て支援には、重点的に予算を配分すべきですね。
☆ 駅員3 さん、
おっしゃるとおりですね。
21世紀は、地域から、地方から元気にしていく、そんな時代なのだと思います。
☆ yanasan さん、
そうですか。名古屋といえば、景気が良いのかなと思っておりました。。
そんな名古屋でも人口が減っているのですね。
驚きです(@_@;)
by Azumino_Kaku (2012-02-19 18:02)