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札幌から仙台へ(2) 新千歳から仙台に向けて離陸  [日々つれづれ]

 前の記事で、「自分でまいた種の結果は受け入れる」などとカッコいいことを書いている割に、まあ、その実態は、かっこ悪いこと(笑)。この出張でも、個人のコンパクトデジカメ(フジのfinepix)を持ち歩いていますが、このとき、いかに気持ちの余裕がなく、追い込まれていたかが、写真の枚数とかそんな記録からつぶさに見て取れます。往路、つまり羽田から札幌に入ったときには、空港から市内へのJRの中で移動中にブログを更新したり、札幌駅で、ブルートレインの周囲に集まっている鉄道ファンの様子を見物したり、その様子をカメラで撮影する気持ちの余裕がまだありました。
あけて月曜。札幌の作業自体は非常にスムーズに終わり、本来、19時発の仙台行きに乗るところをかなり早めに移動できることになりました。
 ところが前週に私たちが実施した移行に起因する(と思われる)問題がある拠点で発生し、その対応を求める留守電が携帯電話に残されていました。
 とはいえ、出先ですので、自分ではどうしようもありません。しかたなく東京にいる自分のチームに対応を求める連絡を取ったりなんだかんだをしていたらぐったりとなり、よれよれの状態で空港に向かっていました。

 当初、「札幌駅の近くのすし屋でも寄ろう」なんて思っていましたが、そんなものはどこかに飛んでいってしまい、とりあえず、早く次の目的地まで行かないと、天気も悪いし・・飛行機飛ばないと面倒だし・・のような、まったく気持ちに余裕のない状態になっていました。幸い、札幌で買うべきものはついた日に買っていたので空港での土産の買い物は一切せず、保安検査場を過ぎてから、自分の昼食(というかおやつ?  15時過ぎていましたから・・)のサンドイッチと水を買っただけ。

新千歳空港に行くたびに思うんですが、空港の売店で思い切り買い物をしてみたいと。2階の「ショッピングワールド」「どさんこ産直市場」などと名づけられたその一帯のにぎやかさといったら・・
そのうち観光で行ったら実施しましょう。お楽しみはそれまで取っておきます。

そんなこんなで、低気圧も近づいてきているせいもあり、体調もいまいち、遠征が始まったばかりなのに疲労が極限状態?という、まあ我ながら、コンディションづくりの失敗といわざるを得ませんが、成り行き上仕方がありません。もうすでにゲームの前半戦(前の週の作業)は終わり、後半戦もキックオフされていますから、われわれ(同時に南西方向から拠点を回っている同僚もいますし、東京で留守を守っている同僚もいます)はゲーム終了のホイッスルが鳴るまで戦い続ける必要があります。前に進むしかありません。体調が悪ければ、移動しながら直す。村上龍ではありませんが、「ゲリラのように、戦いながら休む」ような感じです。

 そんな、疲れているときこそ、いつもの慣れた宿、慣れたエアラインのサービスが、うれしいものです。現職ではさほど出張は多くないですが、前職では、毎週月曜に松山経由で、南予・一本松(現・愛南町)の工場に通い、週末に東京に戻るような生活をしておりました。その仕事で羽田・松山間の路線にはたして何回搭乗したか記憶に(記録も)ありません(注1)けども、ダイヤの関係だったか、何か記憶にないですが、とにかく使うのは常に全日空(注2)でした。それ以来、たまに全日空の便に乗ることがあると、前の記事のいつもお宿とか、朝の顔の看板ニュースキャスター、行きつけの酒場・・ではないですが、「いつもの場所に帰ってきた」ような安堵感を感じます。もちろんその(愛媛通い)当時から20年近く経過し、その間に米国の911事件やら、東日本大震災やらいろんなこともあり、社会情勢も変わりました。人も町も、そして私の仕事もなんどか変遷を経ています。個人的にもしんどいことも多々ありました。私は航空関係の評論家ではないので、他社と比較して論じるようなことはできませんが、時代が流れてもなお変わらない、一貫したポリシーをこの航空会社のサービスから感じます。

 ということで、新千歳空港 16:45発(この日はたしか、出発が遅れて17時発だったような記憶があります)の全日空728便、仙台行きの離陸の様子。ところどころに雪が残る、春浅い北の大地を飛び立ち、みちのくへとゲームの舞台が移ります。いつものとおり、コンデジの揺れ揺れ・ピンボケ動画で恐縮ですが、よかったらご覧ください。




(注1)今の「プレミアムメンバー」制度(搭乗回数などをポイント換算して、獲得したポイントで会員をランク付けをしていく)が導入される以前ですが、それを適用していたらおそらくブロンズ(エントリーレベル)に相当するくらいは利用していたように思います。

(注2) 国内線の場合で、海外へいく場合はケースバイケースではないでしょうか。仮にマイレージや前述のポイントなどを効率よく収集するのを目的とする(注3)ならば、自分なりのエアライン(好みの航空会社)を決めておいて、その「マイ・航空会社」をなるべく使うというのが一つのやり方としてあるかとは思いますが、私は基本的に訪問先への往復の使い勝手の良い航空会社を選ぶべきだと思っています。
前職で米国へ行くときは、ユナイテッド航空など米系の航空会社、またサンノゼなど(ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなどのハブ空港でない)小さめの都市をピンポイントで指定して向かう場合は、アメリカン航空など特定の航空会社しか選択肢がないという場合もありました(最近はB787など燃費がよく、小型で長距離を飛べる機材が導入され、だいぶ事情が変わってきています)。前回昨年秋の香港ゆきは、羽田からの便数の多さで、現地の航空会社(キャセイ・パシフィック)を選択しています。

(注3) 「マイレージをためても、使いたいときにつかえない・・」というのは私の実感するところでもあり(たいした額ではないにしろ過去になんども流しています・・)、そんな面倒なことはやめて料金そのものを合理化すべしと主張する経済学者もいます。(野口悠紀雄 『「超」旅行法』 新潮社 1999年 pp.89-90) 反面、ホテルの部屋とか旅客機の座席は比較的市場原理に近い形で価格が形成されやすいと考えれば、航空会社がマイレージで利用者を囲い込もうとする動きは合理的ともいえますし、なかなかなくならないような気もします。
いずれにしても休みたいときになかなか長期の休みをとりにくい日本の忙しいビジネスパーソンにとってはあまり使い勝手はよくない制度であるのは確かでしょう。

「超」旅行法

「超」旅行法

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本

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今造ROWINGTEAM

私も新千歳空港を利用する際は
時間に余裕を持ちたいと痛感しました><
なんせあの魅力的な品々に次々と目移りしては
悩んでしまうんだもの・・・笑

出張お疲れ様です☆

ねね
by 今造ROWINGTEAM (2015-04-24 16:54) 

hasseyおやじ

飛行機を使った国内出張の経験がないのですが、新幹線より楽なんでしょうか??
by hasseyおやじ (2015-04-25 10:20) 

Azumino_Kaku

hasseyおやじ さん、
Silvermac さん、
ryo1216 さん、
trending-now さん、
K さん、
今造ROWINGTEAM さん、
なんだかなぁ?!! 横 濱男 さん、
お茶屋 さん、
one_and_only さん、
sugoimono さん、
tweet_2 さん、
tsun さん、
gen さん、


御訪問ありがとうございます。




☆ 今造ボート部 ねねさん、


そうですよねーあの多彩な品揃えとにぎわい!
新千歳空港内で買い物をするだけでも価値があると思ってしまいますよね!




☆  hasseyおやじ さん、

コメントありがとうございます。
ケースバイケースかもしれません。

名古屋基点の場合は、新幹線が便利でしょうか、まあ、名鉄でいけばセントレアまでもあっという間ですけども。新幹線は保安検査もないし、指定さえとっておけば、出発時刻にさっと乗れて便利ですよね。


私は最近、空路派です(^_^) 深い意味はあまりありません。
by Azumino_Kaku (2015-04-26 18:09) 

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