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人間の原罪・2017年8月 積丹・札幌・支笏湖の旅(48)余市 その6  [日々つれづれ]

 関東地方のニュース。各地で危険な暑さ。心頭滅却すれば火もまた涼し・・と申しますが、暑いものは暑い(笑)。精神力で乗り切れるものではありません。暑熱馴化したつもりでも、炎天下での運動は短時間にとどめないと身体にダメージが残りそう。あまり無理しても仕方がないので、暑いうちは最低限のエクササイズでつないでいきます。9月下旬になればすこし気温が下がってくるでしょう。

さて、佐藤優さんの新書から50代の生き方を考えるシリーズです。
50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 新書
「キリスト教の原罪は人類の祖であるアダムとエバが楽園の禁断の木の実を食べたことに発するとされています。(中略)しかししっかり聖書を読み込むと、人間の原罪は禁断の木の実を食べたことではなく、別のところにあるとわかります。それは人間が常にウソをつき、事実をねじ曲げ、責任転嫁をする存在であること。」
(佐藤 優 50代からの人生戦略 青春出版社 2020年  pp.187-188)
聖書をしっかり読み込んだ佐藤さんならではのコメントです。つまり自分が罪深い存在であることをまず自覚しなさい。他者の罪をさばく資格が自分にあるかどうか問いなさいと言います。バッシングをする前に自分に他者を叩く資格があるか問いなさいと。


 写真は2017年8月北海道の旅から。余市でニッカの工場見学です。ショーケースに飾られたウイスキーの数々。日本のウイスキーが最近手に入りにくいような気がします。工場見学コースも今は事前予約を必須のようですね。


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頭のアンチエイジング・2017年8月 積丹・札幌・支笏湖の旅(47)余市 その5 [日々つれづれ]

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 新書
「50代で大事なのは頭のアンチエイジングです。思考や感性の若さを保つのは、工夫次第で誰もが達成できるもの。50歳を過ぎるとどうしても頭が固くなりがちですが、自分以外のいろんな意見や考え、感性を意識して許容するようにしましょう。」
(佐藤 優 50代からの人生戦略 青春出版社 2020年  pp.179-180)

 見た目のアンチエイジング、若く見えた方がいいとはいえ、たしかにやり過ぎはよくないでしょうね。とくに不自然なのは今一つでしょう。年齢相応に見られたほうが良いと私は思います。
 他方、頭のアンチエイジングは50代には絶対必要だと思います。若い人の意見に接するとか。台湾のオードリー・タンさんはリバースメンターを利用していると聞きました。50代の私たちも積極的に若い人の意見に耳を傾けた方がいいと思います。古い考え方に凝り固まるよりも、若い感性、柔軟な考え方を取り入れた方が、間違いなく良いですね。


 ちょっと間が空きましたが、写真は2017年8月の北海道旅行から。新千歳でクルマを借り、積丹を経て、余市まで来ました。ニッカの工場見学、ウイスキーの試飲コーナーです。こちらでたしか工場でしか手に入らない限定品のウイスキーを買ったような記憶があります。前も書いたかもですが、ウイスキーは敷居が高いと思っていたのに、白州(サントリー・山梨県)の工場見学で試飲したウイスキーがあまりにおいしくてウイスキーの味に目覚めてしまったということがありました。自然豊かな場所で、高級なウイスキーをマザーウォーター(仕込みに使った水)で割っていただけば、当然美味しいのかもですが。

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過酷な運命を受け入れる力・いちごフロート [日々つれづれ]

50代からの生き方を考えるシリーズです。

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 新書
「大きな試練や苦難に遭遇したとき、世の中のほとんどの情報は役に立ちません。そのような状況になってはじめて宗教とその教えが大きな意味を持ってきます。」
(佐藤 優 50代からの人生戦略 青春出版社 2020年  p.194)

 過酷な運命に翻弄された佐藤さんの言葉には重みが感じられます。家族の病気や死別、失業などなど・・人生にはいろんな困難が突然生じます。自分のいままでの人生が楽ちんだったとは思いませんが、世の中には理不尽と矛盾が多く、自分の思い通りにならないものという悟りをひらくためにもこうした教えをひもとくことは意味があるかもしれないと思います。
 

 写真は炎天下ランの必需品、スーパーで売っているかき氷です。こちらのかき氷とアイスクリームの組み合わせ。いろんな味がありとっかえひっかえ食べていると飽きません。練乳小豆、コーヒーフロート、イチゴミルクなどなど。強いて言えば私はイチゴが好みですかね。ランニングでカロリー消費するせいか、走っている途中休んで食べるこうした甘いものが非常に美味しくぜいたくに感じられます。そういう意味ではかき氷に、アイスクリームが少し入っているこのタイプのほうが好きです。

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ビジネスの世界こそ利他の精神を・ガリガリ君 [日々つれづれ]

 こちらの新書を題材に50代の生き方を考えています。余談ですが、佐藤優さんのインタビューを新聞で読みました。人工透析の治療を受けられているとか。お大事になさっていただきたいです。年齢を重ねると健康維持はだんだん難しくなってきますね。

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

50代からの人生戦略 (青春新書インテリジェンス)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 新書
「自分だけが何かを得ようとする人より、普段からあまり損得を考えず、他人に与える人、自己犠牲の精神を持っている人が、結果的に多くの支持者や協力者を得て、幸せな人生を送っています。」
(佐藤 優 50代からの人生戦略 青春出版社 2020年  p.193)
非常に耳が痛いお言葉です。自分さえよければいい、または自分(もしくは自分の属する組織)の利益最大化がビジネスのルールという時代ではないのですね。たしかに今のご時世、企業も社会への還元、貢献といった姿勢が問われているのかもしれません。

 そこで佐藤さんは、「まずは自分が得るのではなく、人に与えるという意識をもつのが大事」と言います。言うは易しで、自分など何かひと様に与えられるものがあるのだろうかと考えてしまいますが、こういうことは心がけの問題かもしれません。ふだんからそういう構えで生活していれば、必要な時にさっと行動できるかもと思います。


写真は、猛暑の炎天下ランの必需品。ガリガリ君。赤城乳業の製品。別にこれでなくても良いですが、こちらは定番ですね。カップに入ったかき氷もよく食べます。要は、炎天下で運動して身体に熱がこもっているとき、冷たいものを少し食べて深部体温を下げたい。容量が100mlで、走っている最中に何本食べてもさほど影響なさそうです。炎天下ではすぐに溶けてしまうのでスーパーなどで都度購入します。

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夏も積極的に身体を動かす・アイスカフェラテ [日々つれづれ]

 気象情報で、今日は猛暑日、日中の運動は中止しましょう・・と聞くとどうも気おくれしてしまい、外で運動するのはやめておこうとなりますね。それが常識的な大人の対応かと思います。実際に私も数年前、準備なしで炎天下で無理やり運動して具合が悪くなり、しばらく体調不良でトレーニングを休んだことがあります。無茶してもいいことはありません。
 他方、前も書きましたが、秋のマラソンの出走するとなると、必然的に夏に走らざるを得ない。フルマラソンの大会は夏は開催が少ないですが、秋にはあちこちで開催されます。こうした秋の大会で思い通りに走ろうとすると、7月、8月の暑い盛りに走っておく必要があります。涼しくなってからのトレーニング開始では間に合いません。フルマラソンを走るためのトレーニングは最低でも3か月程度は必要です。そこで前の記事の暑熱馴化をして、身体を慣らし暑い時間帯にも耐えられるようにしてからトレーニング開始です。夏に鍛え、涼しくなった時にスピードを上げて走れるよう準備しておくわけです。
 また暑い時季に積極的に汗をかくのは健康にもよいでしょう。普段何もしなければ冷房の効いた室内で汗をかくこともすくないので、せめて運動のときくらい汗をかきたい。夏に積極的に汗をかくことで、積極的に夏を過ごしているというポジティブな気持ちになれると思います。

 写真は、先日、ラン練習の途中、コンビニに寄ったとき飲んだカフェラテ。のどが渇いているので一気に飲み干してしまいますね。


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暑熱馴化手順・2022年バージョン・ランの途中に朝マック [ランニング・ウオーキング]

 酷暑の時季のトレーニングに欠かせない暑熱馴化(しょねつじゅんか)、暑さに身体を慣らす手順。今年バージョンです。日没後、つまり夜の間は直射日光がないので、暑さに身体が馴れてなくてもどうにか走れます。夜間に1時間くらい走る。ペースはジョグ(キロ7分)。涼しいとはいえ、これだけで身体の中の熱で汗だくになります。これを週に3日程度実施。これを二週間くらい続けます。私の場合は、これでかなり暑さに身体が馴れてきます。今年はまだ馴らしの途中で、今週末に効果測定の予定です。
 
 写真は先週の週末、暑くなる前に走ろうと思い、起きてすぐ朝飯抜きで走りはじめました。ランのとき空腹になるとコンビニでパンなどを買って済ませることがおおいですが、この日は珍しくマックへ。ベーコンエッグマックを頂きます。暑い時季なので、ファストフードとはいえ、冷房の効いた場所で座って食事ができるのはありがたいです。コンビニだとどうしても暑い炎天下で食べることになりますので。

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互穴で生きる覚悟(2)・2017年8月 積丹・札幌・支笏湖の旅(46)余市 その4 [日々つれづれ]

 相変わらず暑いですね。暑さに身体を慣らす「暑熱馴化」を実施中です。平日走って暑さに身体を慣らしています。さて、こちらのちくま文庫を題材に50代の生き方を考えます。
整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/08/10
  • メディア: 文庫
「今は昔と違ってみんな学校に行くし、大脳皮質中心で物事を考える癖ができているから、たいていの人は、ひどい目に遭わないように意識的に穴を閉じています。(中略)
だけど、穴は開けていなければ変化は起こらないし、”間主体”ということをイメージできなければ、生きていてもただ辛いことが多くなるばかりではないのかな。」
(三枝誠  整体的生活術 (ちくま文庫) 筑摩書房  2005年 pp.65-66)
 まあ、かりに互穴(ごけつ)でいくと決め穴を開いて生きるとしても、穴を閉じて閉穴(へいけつ)で生きても、どちらも楽ではないのです(笑)。穴を開いて環境からの働き方に対応して、失敗してひどい目に遭うこともある。でもどのみちつらいなら、「良いことがあるかもしれないしんどさ」を選ぶほうが良いかなと思ったんですよね。残りの人生、悔いのないように完全燃焼したいではありませんか。



 写真は2017年8月北海道旅行から。新千歳から積丹を経由で余市まで来たところ。ニッカのウイスキー醸造所を見学します。重厚な建物で雰囲気たっぷりです。

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気の穴を開いて生きる・ブラックベリー [日々つれづれ]

 ドラマ「Nice Flight!」(テレビ朝日)を録画で見ました。ラブコメディー風で配役も良い感じなので続けてみようかと。ドラマも映画も見ていてほっこりするものが好みです。「東京エアポート」(フジテレビ)の深田恭子さんの管制官もよかったですが、中村アンさんの管制官もなかなか良いですね。

 こちらの文庫を題材に50代の生き方を考えています。

整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/08/10
  • メディア: 文庫
「逆にいえば、有能な人、つまり敏感な人ほど、ひどい目にも遭うし、すごくいい目にも遭います。才能のある人は気の穴が開いているから、環境に対する捉え方でひどく落ち込んだりするし、あるいはぐんと上昇したりする。鈍い人はどっちに転んでもあまり変わらないけれども、敏感な人は落差が激しいわけです。」
(三枝誠  整体的生活術 (ちくま文庫) 筑摩書房 2005年 pp.65-66)

50代、人生もう先も見えているし、どっちに転んでも大して変わらないですって?いえいえ。80まで生きるとしてまだ20年以上あります。筆者はどちらかといえば自分自身は鈍感なほうと自覚しております。で、50代の今がちょうど人生の分岐点と考え、今からでも遅くないので生き方を変えてみようと思った次第です。生き方を変えて、さてどうなるかはわかりません。でも、どのみち一回きりの人生です。悔いのないように後半戦を生き切りたいものです。とにかく私は残念な前半戦の轍を踏みたくないですね(笑)。


 写真は知人から分けて頂いたブラックベリー。プランターで育てています。

種が多いですがそのまま生食で。今年は豊作で、毎日甘酸っぱい果実が楽しめました。

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互穴で生きる覚悟・2017年8月 積丹・札幌・支笏湖の旅(45)余市 その3 [日々つれづれ]

 暑い。と思ったら大暑ですか。暑中お見舞い申し上げますというところですね。今日は用事があって走り始めが11時くらいで一番暑い時間帯に外を走ることになり、2時間くらいでバテました。暑熱馴化もまだまだです。日焼け止めは塗っていますが、顔とか腕が真っ黒です。

さて、こちらの文庫を題材に50代の生き方を考えています。

整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/08/10
  • メディア: 文庫
「自分を支えてくれる存在や、他人からの目によって、人は変わっていける。誰と付き合うかによって自分が発している波動も表現の形も変わってくる。そういう人間関係には敏感になってもらいたいものです。」
(三枝誠  整体的生活術 (ちくま文庫) 筑摩書房  2005年 p.65)

 前の記事で、互穴(ごけつ)、つまり他の人とさわやかな気の交流ができる人として生きていきたいと書きました。いい意味で他人からの影響を受けて人生が良い方向に変わっていく。人付き合いが苦手と言って穴を閉じて、つまり閉穴(へいけつ)になっては、環境、外経絡(がいけいらく)からの恩恵が受けられないと著者の三枝さんが主張します。穴が閉じているとひどい目にも遭わないが、恩恵もないと。どっちを選ぶかはその人次第ですが、私は本書を読んで、では互穴でいきましょうと。つい先日も悩み事があって愚痴っぽいチャットを知人に送ったところ、すぐに的確な助言が返ってきました。私が暑いさなか走っているのは、「いろいろあっても心身を健康的に保とうよ」という助言に従ったということもあります。実際、暑い中だらだら汗をかきながら走っていると心身がすっきりし、もやもやした気分が晴れます。最初はマラソンのトレーニングということで走りはじめましたが、今は汗だくになって暑い夏を過ごすこと自体が楽しくなってきました。


さて写真は2017年8月北海道旅行から。新千歳から積丹を経由で余市まで来たところ。ニッカのウイスキー醸造所を見学します。ニッカは宮城峡も見学しましたね。当たり前ですが、サントリーとはちょっと趣が違います。最近、国産ウイスキーの価格が高騰して、なかなか手軽に楽しめない状況なのは残念ですが、こうした醸造所でいただく試飲のおいしいこと。まあ、このときはドライバーだったので、ジュースで我慢です(笑)。

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ツボを開いて生きる・東京ミッドタウン [日々つれづれ]

整体的生活術 (ちくま文庫)

整体的生活術 (ちくま文庫)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/08/10
  • メディア: 文庫
「ツボを開いて生きる勇気」
(三枝誠 整体的生活術 (ちくま文庫) 筑摩書房  2005年 pp.66-67)

 互穴、すなわち、他人と気持ちのいい気の交流ができる人であるということは、「ツボを開く」、つまり環境からの影響を感じ取り、ほかの人との関係性を大事にしながら生きていくことだと三枝さんは言います。自分を取り巻く環境のパワーを自分のものにしていく。けっこうしんどく、大変そうですが、それこそが人の生きる道だと。最近遅まきながら私もそのことを意識するようになりました。お恥ずかしいですが、きちんと実践できておりません。同じことを何度も書きますが、そうして過去に何度もチャンスを逃がしてしまったという、忸怩たる思いの上に私の人生があります。

 また以前、仕事で、自分は仕事をバリバリこなすとかなんとか息巻いていたのですが、自分一人でできることなんてたかが知れています。自分に協力してくれる人がいなくては才能も発揮できないわけです。「有能な人」とは「自分の能力を生かすための環境づくりがうまい人」と言い換えても良いかもしれません。己を知り、己をうまくプロデュースしていく能力。50代、これができるかできないかは、ちょっとした分岐点になるかもしれません。私も遅まきながら頑張ります。


久々に、仕事の会合でミッドタウンへ。この日は赤坂のTBSのほうから歩いていきました。ミッドタウンを訪れるのも久々ですが、対面の会合に参加するのも三年ぶりくらい。自分を大きく変えるような出会いも、何気ない日常の中に転がっています。こうした一つ一つの出会いを大事にしたい。こうした点、私はまだまだ修行が足りません。

 また打ち合わせに出て話を聞くたび、自分もまだまだだなと思いますね。こうした「他流試合」ってすごく大事だと思います。


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