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地政学的にというよりは・・アジアの言葉を習う動機について [外国語学習]

君が中国語、韓国語(朝鮮語)を習っているのは、地政学的な意味があるのか、ですとか、今後、老後に介護を受けるようになったときに中国人ヘルパーと会話できるほうがいいから習っているのかとか、動機について聞かれることがあります。たしかにそれらの言語を習得することに地政学的な動機がゼロとはいえないですし、日本にいる中国や韓国の人と話ができたらいいというのも動機としてないわけではない。しかし実際のところは動機は好奇心といったほうがいいのでしょうね。韓国語は、ソウルに行ったときに看板の字が読めなくてむかついた(苦笑)。ハングルが読めないと韓国の旅がまったく面白くないと思った。それが動機です。韓国は近いですし、これからもおそらく何度か訪れるでしょう。その時にもう少し理解して現地の人と願わくば会話くらいしたい。そんなところです。動機付けは結構大事で、これがふらふらしていると長続きしません。これは大学通信教育で痛感したところです。とはいえ後付けで考えれば大丈夫です。

中国語の場合は、これも香港に行ったときに向こうのTVで何を言ってるかわからなくてつまらん思いをしたのがバックグラウンドにあります。だったら、まず広東語をやればいいのですが、NHK(TV)で取り上げているのが標準語のため、やむなく標準語を習ってはいます。
 まあ、結果から言うとこれは正解だったと思います。無料で(テレビの受信料は払っていますが・・授業料という意味では払っていませんので・・)、これだけの内容が学べるのは安い。それに独学でいきなり広東語のテキストに取り組もうとしたときは最初から挫折していました。発音が難しいので、そこで気持ちが折れた。しかしTVではそこまで厳密にやらなくてもどんどん例文を覚えながら先に進める。少しずつ達成感を積み上げていくと、言葉に対する理解が深まる。半年やってみてそんな風に思います。

ですので、NHKで標準語の初歩を習ってから、広東語テキストを見ると、以前ほど難しく見えない。標準語と広東語では漢字の文字や語彙、発音などかなり違いますが、いずれも中国語であることにはかわりがありません。当たり前のことでしょうけど、両者は基本的な文法や語順などはさほど変わらないようですし、標準語のこれが広東語のこれに相当する・・と違う部分にフォーカスして学べば、標準語→広東語の移行はさほど難しくないのではと皮算用しています。

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