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2015年7月10日 全日空028便羽田行き、伊丹空港 runway 32から離陸 機材:Boeing 787 [日々つれづれ]

 先日は大阪伊丹空港への着陸の動画をご覧いただいたかと思います。今度は離陸のほうを(笑)。
 
 着陸は徐々に高度を下げていくのに対し、離陸は一気にエンジン出力を上げて急激に高度を稼いでいく様子がよくわかります。
このときの機材(航空機)はボーイング787(注1)と比較的新しく(2011年就航)、静粛性と快適性が売り物です。動翼(フラップ・スポイラー・エアブレーキなど)を油圧でなく、電気で駆動しています。
 各種新テクノロジーが詰め込まれ、はなばなしくデビューしたのに、2013年ころにバッテリーから火が出たりのインシデントが発生、日本でも出火原因で、2013年1月16日、ANA692便 山口宇部発羽田行きが高松空港に緊急着陸したり、ずいぶん騒ぎになった記憶があります。そのあとバッテリーも改修され米国連邦航空局の認可も得て運航再開というのがありました(注3)。私などもしばらくは恐る恐る乗っていた記憶がありますが、今は、選べるなら787かな・・静かですし、というふうでしょうかね。
B787型機と全日本空輸 の関係性を示す文書が下記です。
 
「 世界の航空会社で初めて50機のボーイング787型機を受領 」
(ANA ニュース 2016年8月9日  ANAホールディングス株式会社発行)より引用。
(要旨)
「現在全日本空輸 は、世界中で就航しているボーイング787型機の約11%を運航。(当時) 全日本空輸 のボーイング787型機発注数は83機に上り、世界の航空会社で最大の発注数を記録。現在ボーイング787型機は、全日本空輸 の国際線60路線のうちおよそ4割にあたる26路線に就航している。
従来機よりも高い湿度、大きな窓、広いキャビンなどを備えた快適な機内は、お客様からも好評」

(注1)
「ボーイング787 ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)は、アメリカ合衆国のボーイング社が開発・製造し、767・777の一部を後継する、次世代中型・大型ジェット旅客機。ローンチカスタマー(注2)は全日本空輸(2011年9月25日に機体を受領)。
中型機としては長い航続距離が特徴で、従来の大型機による長い飛行距離も当派生型の就航で直行が可能とされ、需要がさほど見込めず大型機では採算収支が厳しい長距離航空路線も開設が可能となった。」(Wikipediaより引用)

(注2)ローンチカスタマー (英 : launch customer) 
「 航空機メーカー に対して、新たな 航空機 (特に 旅客機 や貨物機 )について、メーカーに製造開発を踏み切らせるだけの充分な規模の発注を行い、その新型機製造計画を立ち上げる(ローンチする)後ろ盾となる顧客(カスタマー)のことを指す。」(Wikipediaより引用)

(注3)「月刊エアライン」2013年6月号 イカロス出版 pp.26-31 を参照しました。

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