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20年前の時間管理と、今のテレワーク環境下での時間管理と・・・ [日々つれづれ]

  前の記事でご紹介した、アメリカの時間管理の書籍(Alan  Lakein  "How to Get Control of Your Time and Your Life")。私は、なぜいまごろこんな昔の本を出してきたのでしょうか。きわめて個人的な経験ではありますが、この本を買い辞書も引かずに斜め読みをして、それでも当時役に立ったという経験を思い出したからです。この本は一種のノウハウ本です。ノウハウ本が陳腐化するのはよくあることでしょう。果たして私が当時「素晴らしい!」と思ったことが、今でも役に立つのかどうか。そこに非常に興味がありました。20年の間に、自分を取り巻く環境も自分自身も、激変しています。本書のノウハウが果たして普遍的で、時の試練に耐えうるものかどうか知りたかったわけです。

How to Get Control of Your Time and Your Life

How to Get Control of Your Time and Your Life

  • 作者: Lakein, Alan
  • 出版社/メーカー: Signet
  • 発売日: 1996/07/01
  • メディア: マスマーケット


 本はいろんな読み方があるそうで、変わった読み方として本を逆から、おしまいのページから読むというのもあった気がします。今回、私もこの逆読みで、巻末の「Appendix How I save my time.」(いかに時間を節約するか)を土曜の朝に辞書を引きひき読んだ次第です。

「6.  I don't waste my time feeling guilty about what I don’t do.」
 (Alan  Lakein  "How to Get Control of Your Time and Your Life",  Signet 1996年 P.158より)

 んー、これは、どういう意味だったんだろう。「私は、罪悪感を感じて時間を浪費しない」ところまではいいとして、
”about what I don’t do.”の  do は、現在形です。「私がしないことに関して・・」。
文脈で解釈すると、「私は、自分がしないこと、行わないと決めたこと・・に関して罪悪感にさいなまれない」となりそうです。

・・読む時間をつくって本文に戻り確認しないとですね(笑)。

 今の在宅ワーク/オフィスワークの繰り返しのなかで、心がけていることは次のことです。上の英文のアレンジです。

 I don't waste my time feeling guilty about what I could not complete today's task list. 
「今日やるべきことのリストをこなせなかったとしても、罪悪感にさいなまれない。」

 もし自分が今日いちにち頑張ったと自認できるならば、就寝前に、「今日は良い一日だった」と締めくくるべきでしょう。そうしなければ、この状況(コロナ禍)下では精神的に病んでしまいます。自分の頑張りでどうにかなるなら苦労はしないですが、自分のコントロールできない要素があまりに多すぎます。大学に通えない学生。海外から届かない郵便物(注)などなど、枚挙にいとまがありません。自分のコントロールできる領域にフォーカスして、そこが終わればよしとすべきでしょう。

(注)韓国の公共放送KBSの日本語放送で、「日本あての郵便物(CDや受信確認証)が送れなくて困っている。EMSでないと引き受けてくれない」と言っていました。国際線航空便減便の影響かと思われます。


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