SSブログ

たまには日経でも読みますか・・ [日々つれづれ]

「米利下げ、日本の短期金利上昇も 外国勢の債券離れで 」 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47902240Z20C19A7EE8000/(2019/7/29 23:00 日本経済新聞 電子版・・注) 
を読む。 
以前でしたら、おそらく読み飛ばしていた記事でしょう。
二つ目の大学を出てからは、「がんばって読んでみるかな」と思えるようになりました。
 一読してよく理解できず、二回、三回読み直して、まだ理解に至っていませんが、金融の取引というものが複雑であるということはよくわかります。
 紙の紙面でみると、為替スワップのイメージとして、海外の投資家と国内の投資家が円とドルを貸し借りして、それぞれ借りた相手方の通貨を元手に運用しているイメージが図示されています。
 このように経済学だったり金融論のような経済学部で学ぶ内容は、資産の運用とか金融に直結しているため、お金儲けのための学問とみられることもあるように思いますが、それは偏った見方だと思います。
 
 もちろん、金融機関で働く人、各種研究機関で仕事をしているエコノミストと呼ばれる人たちは、ミクロ、マクロの経済学や、財政、金融などの理論を学び、業務上の知識として使いこなしているのでしょう。
 
たとえば、
 「金利が上がると債券価格が下がる。」、
  また
 「債券価格と利子率は逆方向に動く」(吉川洋「マクロ経済学」第二版<現代経済学入門>・岩波書店2001年 pp.69-71)という命題は、実際の金融市場で働く人々は肌感覚として理解されていることでしょう。
 では、経済学はカネモウケのための学問かというと、私は違うと思っています。資産運用のためにも利用できますが、本来は、より良い社会とは何かを考えるための学問のはず。お金儲けは、その応用に過ぎないと思っています。
 というわけでかなり尻切れ感がありますが、上記の記事の核心部分は「日本の金利が低すぎることだ」(上述の記事より引用)とのことで、だいぶ前に読んだマイナス金利の本のことを思い出していました。読んだはずなのに同書の主張をはっきりと思い出せない(苦笑)。
 もう一回読み直してみようかと思っています。
(注)オンラインの日経電子版の記事本文を読むには会員登録が必要です。

 

マクロ経済学 第2版 (現代経済学入門)

マクロ経済学 第2版 (現代経済学入門)

  • 作者: 吉川 洋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2001/11/22
  • メディア: 単行本

nice!(9)  コメント(0)