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2018年3月 ソウルとチェジュへの旅(その1) [日々つれづれ]

 朝鮮半島をめぐる情勢がめまぐるしく動いています。
【ソウル発時事通信】「北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会が20日、開かれ、21日から核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射を中止し、北部の核実験場を廃棄することを決定した。」(Yahoo ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/pickup/6279814 より引用)

 昨日(4/20金)のKBS日本語放送のニュースは、一週間後に控えた南北首脳会談で話し合われる予定の朝鮮戦争の終戦宣言を、朝鮮戦争(注)休戦協定の当事国であるアメリカと中国のいずれもが支持すると伝えています。
  同じく、KBSの日本語放送ニュースによると、朝鮮半島の南北の首脳間を直接つなぐホットラインが開通、緊張緩和と意思疎通に画期的な効果をもたらすであろうと伝えています。南北間を直接結ぶ通信回線は、北朝鮮が実施した4回目の核実験を受けて、韓国政府が実施したケソン工業団地の操業停止のあとを一昨年二月以降南北を結ぶすべての直通回線が遮断され、今年の始めまで断絶状態が続いていたそうです。

 前にお伝えしたかどうか、ピョンチャン・パラリンピックの最中に、私は、韓国を観光で訪れました。私たちが旅行を計画した昨年11月の段階では、南北間、米朝間の緊張はさほどでもありませんでしたが、その後、ICBM発射実験などをめぐっての米朝間での緊張の高まりがあり、アメリカが北朝鮮を軍事的に攻撃する、そのタイミングは三月との見方が、一部のマスコミ(たしか文藝春秋)に載り、一時は旅行を中止せざるを得ないと思ったほどです。海外旅行の最中に戦争が始まったら、生きて帰ってこれるかわかりません。前にも書きましたが、ソウルと北緯38度の軍事境界線は至近距離にあります。

 その後、米韓合同軍事演習をピョンチャン・オリンピック/パラリンピックの後まで行わないなどの措置により緊張がやや緩み、オリンピック/パラリンピックの間は、おそらく戦争にはならないだろうとの読みで、旅行を実施することになりました。

 そのような外的な緊張もさることながら、私の家族を取り巻く諸情勢も旅行の前後に各種トラブルなりが発生し、旅行前後の各種の行事も重なり、言い訳になってしまいますが、今にして思えば、旅の準備はおろそかになりがちでした。準備不足のまま強行した旅行は、同行者いわく大失敗。

 思い出にしたくないほど不快な思いを旅先でしたのかどうか。たしかに失敗やトラブルはあったものの、総じてみればそれほどひどい旅だったとは私は思いません。これはおそらく国家間の外交と同じで、個人間で感じ方、受け止め方、見解の相違があるでしょうから、そのギャップはいかんともしがたい。求めるものが違うのですから、しょうがない。それだけははっきりしました。それをもって収穫とするべきなんでしょう。

 写真は帰国予定の金曜朝のKBSニュース。ハングルが読める状態で行けばもっと楽しめたのでしょうが、今の私には未知の表音文字の羅列は暗号にしか見えません。もし次回韓国に行く機会があるなら、その前には韓国語の基礎を学んでからにしようと思います。

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