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人口の波・原風景その2 [日々つれづれ]



ようやく「デフレの正体」を読み終わった。生産年齢人口の増減が、景気循環を打ち消すほどのインパクトがあるであろうということは推測できる。経済学者には懐疑的な見方をする人もいないではないが、大なり小なり影響はあると思われる。

どうも咳が止まらないので医者にいって風邪薬を処方してもらった。
クスリを飲むと猛烈な眠気に襲われる。そういう時は寝るに限る。

原風景について書いた。多分に心象的なものもあるのだろうか。
私の場合の、松本市街の景色は、なぜその場所なのかはよくわからない。
自分の意思でその地に赴いたわけでもない。ただ母がなくなり、なり行き上世話になっていた祖父の借家がその地に立地していたというだけのことだ。
滞在した時間でいうと一年足らずで、けっして長くはないのだが、なぜか強烈に印象に残っている。
私の場合、高校卒業まで地元に残って、というのではなく、小学校のたった一年間だけだったが、隣近所の人たちや、学校の友だちとの交流や、あれやこれやの思い出とごっちゃになって、私の心の奥底に沈殿している。
神社、川原、里山など街のランドマークの多くは、当時の姿をそのままに残している。
友と走り回った里山、雪合戦をした校庭。
前の記事の「忘我」の境地がそこにはあるように思う。自分が自分らしく居られる場所でも申しましょうか。

学校から見える山の景色は、いま校庭でサッカーに興じる小学生たちにも、同じように思い出、心象風景として残るのだろうか。
担任のO先生は厳しくも心優しい方で、早春のある日 東京へ向かう私を、精一杯の激励と共に送り出して下さった。

15.jpg

写真は母校・松本市立筑摩(つかま)小学校。2007年2月


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コメント 5

銀狼

私も、どうも体調というか気分が今一つで。。。
まだまだ気温差も激しい日が続くようで、体調管理も大変ですが、
お互いに十分気を付けて参りましょう^^
前の記事の事で恐縮ですが、私の原風景は小学4年~結婚まで
過ごしていた札幌のとある地区です。
(私の場合は人生の殆どが札幌なもので^^;)
初めて野球と触れあうきっかけを作ってくれたところで、
野球のおかげで性格まで良い方向に変えてくれた
思い出の場所でしたね。。。
by 銀狼 (2012-04-23 23:16) 

斗夢

前回のわたしの疑問にお応え頂き有難うございます。
意識的に覚えているということではなく、忘れることが出来ないものですね。
by 斗夢 (2012-04-24 05:28) 

Silvermac

原風景があるのは幸運たと思います。転勤が多かった私の二人の娘にどこが原風景か聞いてみようと思っています。
by Silvermac (2012-04-24 06:21) 

駅員3

大切なものや原風景は、過ごした時期や、過ごした時間に比例するものではありませんね。
たとえ、一日しか滞在しなかったとしても、大切な心の思い出になるものもあるという事でしょう[ぴかぴか(新しい)]
by 駅員3 (2012-04-24 16:42) 

Azumino_Kaku

Tomie さん、
K さん、
tsun さん、
駅員3 さん、
くまら さん、
gen さん、
Ren さん、
お茶屋 さん、
mwainfo さん、
tsworking さん、
Silvermac さん、
キャラハン さん、
斗夢 さん、
ryo1216 さん、
xml_xsl さん、
tooshiba さん、
HAtA さん、
銀狼 さん、


こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。



☆ 銀狼 さん、

ありがとうございます、調子はいかがですか。

札幌も素晴らしい街でしょうね。
私は、数年前の夏、千歳の空港からレンタカーで帯広へ走ったことがあり、それが唯一の札幌体験?で、街中には残念ながら行ったことがありません。ぜひ一度お邪魔してみたいです。
札幌は野球の思い出があるわけですね。そしてスポーツを通して積極的になれた。
素晴らしいですね。

そういえば先般の記事で書かれていたレコード屋さんも札幌でしたっけ(^_^)
なんか、良いですね、そういう青春の思い出。


☆ 斗夢 さん、

いえいえ、抽象的な話で大変失礼しました。私の拙い表現でもつたわったようでほっとしております。

おっしゃるとおりです。意識的にというよりは、いろいろな思い出と共に心にすりこまれた景色であり、忘れることのできない貴重な心象風景とでも申しましょうか。





☆ Silvermac さん、

ありがとうございます。
娘さんたちの原風景、何でしょうね。
きっと何かしら印象に残っている景色はあると思います。




☆ 駅員3 さん、

こんばんは、
たしかに、原風景に時間の長さは関係ないのかもしれないですね。
景色とともに、私に接してくれた人たちの温かい気持ちがいまでもずっと心の中に残っています。

by Azumino_Kaku (2012-04-24 22:41) 

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