職場における公正さとは何か・2020年9月 京都へ(37)day2 朝ラン 鴨川沿いの川床 [日々つれづれ]
21世紀の不確実性の増した、流動的な仕事環境での働き方を考えるシリーズ。 わたし自身6年前「いらない部下」といわれたので、すこし真剣に考えてみた次第です。
COVID19の感染拡大にくわえ、このところのロシアによるウクライナ侵攻で、国際政治の場での不確実性が高まり、先が見通せなくなってきている状況かと思います。こんな展開(国際政治の不安定化)を1年前に予測していた人はいなかったのではないでしょうか。これら事象の我が国への直接的な影響はまだ限定的かもしれませんが、どうなるか予断を許さない状況です。実際に株式や為替、金融市場には激震が走っています。そんな中、足元の仕事を一つ一つ片づけていくしかないのでしょうが、私は前の失敗から学ばなければ意味がないという危機感を持って仕事に臨んでいます。
「これからの職場マネジメントは上司の人間力や裁量に頼り切ったやり方では乗り切れないケースがますます増えるだろう。その際に必要な能力や取り組みとはこういうことだ。その1.職場における公正さとは何かを自分とメンバーに問いかける力」
(新井健一 いらない部下、かわいい部下 日経プレミア 日本経済新聞出版 2017年 pp.167)
このところ私の悩みどころは、リーダーシップや、上司・部下問題だったりです。一般論として、上司は部下の厳しい批判の目にさらされます。そういう意味で自分を厳しく律しなければなりません。
組織におけるリーダーは、公正な論理に基づいて自組織が運営されていることをメンバーに示す必要があるということです。誰が一番汗を流し貢献しているか。メンバーは言わなくてもわかっているのです。その道理に逆らった運営をしてもうまくいかないし、この公正さというポイントが守られない組織は非常に脆弱です。メンバーの帰属意識も弱くなります。そうならないように、しっかり組織を統制していかなければなりません。しんどい場面もありますが、ここは最後の砦だと考えていますので、しっかり統制をかけていこうと思います。