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変革の時代を生き残る知恵・2020年9月 京都へ(38)day2 朝ラン 鴨川を遡上 [日々つれづれ]

 21世紀の働き方を考えるシリーズ。新井健一さんの「いらない部下、かわいい部下」(日経プレミア)を題材に、変革の時代を乗り切るスキルを考えます。

いらない部下、かわいい部下 (日本経済新聞出版)

いらない部下、かわいい部下 (日本経済新聞出版)

  • 作者: 新井健一
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: Kindle版
”「就社した企業に自分のサラリーマンとしてのキャリアや人生を預け、あとは頑張れば報われる」という時代はすでに終わりつつある。”
(新井健一 いらない部下、かわいい部下 日経プレミア  日本経済新聞出版  2017年  pp.176)

企業が与えたキャリアパスを経る過程で、人によっては大企業病にかかり、そのスキルが陳腐化してゆき、社内でしか通用しない人材になっていく。”
(新井健一 いらない部下、かわいい部下 日経プレミア  日本経済新聞出版  2017年  pp.186)

「就職してその企業でがんばれば報われる」というのは高度成長期やバブル期のような特殊な時代でしか通用しない価値観だと言います。また記事で繰り返しお伝えしていますように、ビジネスパーソンたるもの、自分のキャリアプラン、キャリア・パス(経路)を自分で構築する気概がなくては、激動の時代を乗り切れないと思うのです。二番目の引用は、副業解禁に関する記述です。副業奨励が社員側にもたらすメリットとして、危機意識の醸成、市場価値の把握、付加価値の向上、経営意識の醸成が本書では挙げられています。副業解禁の是非はさておいても、ここにあげた項目は、常日頃から自分でも意識していますし、メンバーにも危機意識をもて、君の付加価値は何かと常日頃から問いを発しています。前の職場で「お前はもういらない」と言われたことはショックでしたが、そのことで私が覚醒し、状況についてしっかり考えるきっかけになりました。

 今は私たちをとりまく社会や価値観が大きく動いています。先の見通せない状況も続いています。今までの常識が通用しないような状況で、どこにむかってゆけばよいのか。今、組織で何が求められているのか。問いと思考を繰り返しています。10年前と今ではルールが変わっていることもあります。ゲームのやり方自体が変わっていることもあります。そのやり方は古いと言われてしまうかもしれない。自分自身を状況に適応させる柔軟さ、しなやかさをそなえた人だけが競争を生き残れるのではと思います。厳しい時代をしっかり乗り切ってゆきたいものです。

 写真は2020年9月の京都行き。二日目の朝、朝食前にひとっ走り、鴨川沿いを上流に向かって走ります。先斗町あたりをすぎて、二条橋のあたりでしょうか。だいぶ川幅が狭まってきたように思います。まだ直射日光にあたることはないのですが、とにかく暑いです。


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